インプラント治療に関するよくあるご質問
インプラント治療は痛いのでしょうか?
インプラント埋入手術では、局所麻酔を行うため、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。痛みや手術に対する恐怖や不快感が強い患者様には、静脈内鎮静法の併用をおすすめしております。半分眠ったような状態を作り出すことで、不安やストレスを軽減して治療を受けていただけます。
手術後の痛みが不安な方も多いのですが、痛みが出る前に痛み止めの薬を服用していただきます。また、手術後に腫れることもありますが、数日で自然に軽減します。

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費用はどれくらいかかるのでしょうか?
患者様の状態や治療の範囲、インプラントを何本埋入するかによって異なりますが、原則健康保険の対象外となるので、他の補綴治療よりも高額です。当院では、クレジットカードやデンタルローンのお取り扱いがございます。お支払い方法についても、カウンセリング時にご相談ください。
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インプラント治療に年齢制限はありますか?
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋入するため、骨が成長しきっていない10代の方は、治療をお断りいたします。骨の成長が止まった20歳前後以降であれば、年齢の上限はありません。

インプラント治療にはリスクがありますか?
はい、しかしどのような治療であっても、リスクはあります。インプラント治療におけるリスクというと、不適切な位置・方向・深度でインプラントを埋入する穴を掘ってしまったり、上顎にある副鼻腔や下顎にある血管や神経を傷付けてしまったりすることがあります。
これらのリスクを防ぐため、当院では治療前にCTスキャンなどを用いた精密検査を行います。さらに専用ソフトであらかじめシミュレーションを行い、インプラントを埋入する適切な位置・方向・深度を割り出し治療します。
インプラントは、なぜチタン製なのですか?
チタンは生体親和性が高く、骨とチタンが光学顕微鏡レベルで密着する金属であるためです。
チタンは身体から拒否されにくく、金属アレルギーを発症する可能性が低いという特徴があります。もちろん、絶対に金属アレルギーにならないとは言い切れませんので、心配な方は治療前に皮膚科などでアレルギー検査を受けるといいでしょう。
また、噛む力に耐えられる強度と、さびにくいという利点もあるため、チタンもしくはチタン合金製のインプラントが主流となっています。

治療期間中、歯がないままですか?
インプラントやAll-on-4®の手術を行ったその日に一時的な仮歯を入れますので、歯の無い状態が続くことはあまりありません。しかし、インプラント埋入と骨造成術を同時に行った場合や、顎骨の状態によっては、インプラント埋入部や増骨した部分が安定するまで仮歯が使えないことがあります。
治療の効果を長続きさせ、再治療のリスクを減らすための処置ですので、どうかご了承ください。
手術後は、どのくらい仕事や学校を休まなくてはいけませんか?
ほとんどの人は、翌日からいつも通り通勤・通学ができています。静脈内鎮静法を併用した場合でも、翌日にまで影響が残ることはほとんどありませんが、手術当日は激しい運動を控え、安静に過ごしてください。
静脈内鎮静法を併用して手術を行う場合は、術後数時間は休憩してからご帰宅いただきます。当院は、術後にリラックスしてお過ごしいただける個室の休憩室を設置しています。ご帰宅に支障をきたすことがないように、回復してからご帰宅ください。
タバコは、治療に影響がありますか?
喫煙は、インプラント治療にさまざまな影響があり、治療の成功率や寿命(生存率)を左右する可能性があります。
タバコに含まれるニコチンは、血管の収縮を招くため、血液や酸素の循環を悪くします。これにより、抵抗力の低下(感染リスクが高まります)や治癒の遅れなどが起こりやすくなってしまうのです。
インプラント治療を成功させ、長くお使いいただくために、当院では治療前からの禁煙を推奨しています。

どのようなお手入れをすればよいですか?
天然歯と同じように、歯磨きや補助清掃用具(歯間ブラシやデンタルフロス等)を使用したセルフケアを行っていただきます。
インプラントは、虫歯になることはありませんが、歯周病のような病気(インプラント周囲炎)になります。適切なセルフケアが、インプラントを守り、お口全体の健康を守っていくために必要となります。
当院では、衛生士によるブラッシング指導を行い、セルフケアの質を高めるサポートを行っています。また、定期的にメインテナンスのために受診いただき、セルフケアの不十分な部分を補っていきます。
インプラントの寿命はどれくらいですか?
現在発表されているブローネマルクインプラントの20年累積残存データには、上顎90.0%・下顎92.3%というデータもあります。
さまざまな累積残存データにより、インプラントが10年以上機能することが裏付けられていることも事実ですが、インプラントを長期的に機能させるためにはメインテナンスが欠かせません。
なお、ノーベルバイオケア社のインプラントは、10年のメーカー保証がついていることから、何らかのトラブルが生じた場合にもその間は無償で再治療が受けられます。(保証条件を満たす必要があります)
All-on-4®(オールオン4)
治療に関する
よくあるご質問
骨が足りないと言われたことがあります。
All-on-4®はできますか?
骨量が足りない方も、All-on-4®ならば骨の多い箇所を選んでインプラントを埋入できるため、骨を増やす治療(骨造成)を行わなくて良いケースがほとんどです。
しかし、長期に渡って総入れ歯をお使いの場合など、骨吸収が進んでいる場合には、骨造成が必要になる場合もあります。
歯が残っていますが、All-on-4®はできますか?
残っている歯の状態・本数によって違います。グラグラしている歯しか残っていない場合など、残っている歯の状態が悪い場合には、手術当日に抜歯してからAll-on-4®手術を行います
上下顎のAll-on-4®治療を一度に行いたいのですが…
上顎・下顎とも総入れ歯をお使いの方など、上下顎のAll-on-4®手術を一度に行うことは可能です。その分、手術時間が長くなりますが、一度に手術を行うことで通院回数や治療期間を短縮させることが可能でしょう。
All-on-4®の費用相場はどのくらいですか?
治療を行う部位(上顎なのか下顎なのか)によって費用が異なりますし、上部構造の素材、追加処置の有無などによっても違ってきます。ご自身の場合の費用はどうなのか、確認することが大切でしょう。
当院は、インプラント無料相談で大まかな金額についてもご説明しています。無料相談では、All-on-4®を含め、可能な治療についてご提案します。治療を強制するものではありませんので、お気軽にご相談ください。
遠方なのですが、治療を受けることは可能ですか?
当院は、遠方からも多くの患者様にお越しいただいています。遠方からお越しの患者様には、なるべく治療をまとめて行うなど、通院回数を減らせるよう努めます。